自社のホームページって、どうしても後回しになりませんか?

私もWebサイト制作を仕事にしているのに、自分のサイトとなるとついつい後回し。
Lei BrandingのAboutページも、独立当初につくった内容から大きく手を入れないまま、約3年が経っていました。

その間に、仕事内容はかなり変わりました。
WebやECサイトの制作だけではなく、マーケティング支援、広告運用、AIの導入・活用支援など、対応する領域も増えています。
「さすがにAboutページを、今のLei Brandingに合わせたい」
と思い、今回リニューアルすることにしました。

ただし今回は、企画からWordPressへの実装まで、ChatGPTと一緒に進めてみました。

結果、構成を考えるところからWordPressへの実装、確認・調整まで含めて、かかった時間は約1時間。
以前なら数時間、内容によっては数日かけていた作業です。
今回は、実際にどんな流れで進めたのかをご紹介します。

Before|3年間ほぼそのままだったAboutページ

まずは、リニューアル前後の変化から。以前のAboutページは「Message」「Profile」「Contact」という、とてもシンプルな構成でした。

【旧Aboutページ】

独立当初につくったページとしては問題なかったのですが、今見ると自己紹介が中心。
現在のLei Brandingが、
何をしている事業なのか。
どんな実績があるのか。
どんな考え方で仕事をしているのか。

といった情報が十分に伝わっていませんでした。
そこで最初にChatGPTへ、
「Aboutページをもう少し事業としての信頼感が伝わるページにしたい」
と相談するところからスタートしました。

STEP 1|まず、自分が感じている課題をChatGPTに伝える

最初から「この文章をこう書き換えて」とは依頼していません。まず、私自身が感じていた課題をChatGPTに伝えました。

  • 個人プロフィールの印象が強い(現状課題)
  • 事業概要をちゃんと見せたい(要望)
  • 初見の方にわかりやすく、簡潔なページにしたい(要望)

そのうえで、現在のAboutページやサイト全体を見てもらい、「ChatGPTから見て、このAboutページの問題点は何?」という視点でもチェックしてもらいました。
ここが、私がAIを使ううえで結構大切にしているところです。自分が考えた修正をそのままつくらせるのではなく、ChatGPTにも一度ダメ出しをしてもらう。自分では気づいていない問題がないか、別の視点を入れてから考えます。

STEP 2|ChatGPTのChatでページ構成を考える

ここまでは、普段使っているChatGPTのChat上でのやり取りです。
ChatGPTからの提案を見ながら、「このセクションはTOPページと内容が重複しているから、いらないのでは?」「事業概要は入れたい」「制作・支援実績は400件以上」など、私からも意見や情報を返していきました。
ChatGPTの提案をそのまま採用するのではなく、提案してもらう → 私が判断する → 修正する → また提案してもらうを繰り返しながら構成を詰めていきます。
そのやり取りの中で、「Lei Brandingへの依頼が向いている方、向いていない方も伝える」という方向も固まりました。
私は、依頼されたものを言われた通りにつくるだけではなく、必要だと思えば別の方法も提案します。そのため、すべてを任せきりにするというより、自分の事業に主体性を持ち、一緒に考えながら進められる方との仕事の方が相性がいい。
そこでChatGPTと相談し、WORKING TOGETHER「一緒に考え、一緒に前へ進める仕事を。」というセクションも追加することにしました。

最終的に、Aboutページは次の構成に決定しました。

  1. ABOUT LEI BRANDING
  2. LEI BRANDING IN NUMBERS
  3. MESSAGE
  4. WORKING TOGETHER
  5. PROFILE / CAREER
  6. BUSINESS INFORMATION
  7. CONTACT

ここまでが、ChatGPTのChatを使った「考える・設計する」作業です。
そして構成と掲載する内容が決まったところで、実際のWordPress作業へ移りました。

STEP 3|ChatからWorkへ。WordPressの編集もChatGPTに任せてみた

ここからはChatではなく、ChatGPTのWork(Codex)を使いました。Chatで決めたAboutページの構成や内容を引き継いで、「この内容をWordPressに実装してほしい」と依頼しました。

今回のWorkでは、相談に答えてもらうだけでなく、ブラウザでWordPressの管
画面を操作し、実際のページ編集まで進めてもらいました。

  • ChatGPTのChat:課題整理・ページ分析・構成・文章を一緒に考える
  • ChatGPT Work(Codex):WordPressの管理画面で、実際にページを編集する

WordPressへのアクセス後は、Aboutページに必要なセクションを組み、文章を配置し、ベースとなるページを実装。いきなり公開はせず、私が確認できる状態まで作業してもらいます。

つまり私は、WordPress上で一つひとつブロックを追加して、ChatGPTから文章をコピーして、貼り付けて……という作業を何もしていません。

「考えるところはChatで一緒に。手を動かすところはWorkに。」ここまでつながったことが、今回一番やってよかったなぁと思えた点でした。

STEP 4|私は「作る人」から「確認・判断する人」へ

もちろん、Workが実装したページをそのまま公開したわけではありません。
ここからは私の仕事です。
実際のページをPC・スマートフォンで確認しながら、
「この見せ方でいいか」
「余白は適切か」
「文章は本当にこれでいいか」
「既存サイトとのデザインに違和感がないか」
などをチェックします。

気になる部分があれば修正を依頼し、再び確認。
最後の細かな部分は自分でも調整して、最終チェックをしたうえで公開しました。

今回の役割を整理すると、
ChatGPT Chat:相談・分析・構成・文章
ChatGPT Work(Codex):WordPress上での実装・修正作業
私:目的設定・選択・判断・確認・最終調整
という感じです。
ChatGPTに全部お任せしたというより、これまで私が「考える+作業する」で担当していた仕事から、作業部分をかなり切り離せたという感覚に近いです。

STEP 5|約1時間でBefore → After

Beforeと比較すると、単なるプロフィール中心のAboutページから、
Lei Brandingとは何か。
どんな実績があるのか。
どんな考え方で仕事をしているのか。
どんな方と一緒に仕事をしたいのか。
誰が運営しているのか。

まで伝えられるページになりました。

そして、最初にChatGPTへ相談してから公開まで約1時間。

正直、早い。
早すぎる・・とも感じます。(いいことですけど、なんだか微妙な心境です)

【新ABOUTページ】

AIで時間を短縮すると、むしろ細かいところまでこだわれる

今回、一番大きく感じたのは「作業時間が短くなった」ことだけではありません。
時間がかからないからこそ、以前より細かいところまでこだわれる。
ということでした。

以前なら、「ここを変えたら、また実装し直さないといけない」と考えて、そのままにしていたような部分も、「やっぱりここを変えよう」と気軽に試せます。
修正するための作業コストが大幅に下がったことで、考える→試す→見る→また直すのサイクルがとても速くなりました。

AIを使って手を抜くというより、AIに作業を任せることで、人間が考えたり、判断したり、こだわったりする時間を増やせる。
私自身は、今のところこちらのメリットの方を強く感じています。

ただし、誰でも同じようにできるのか?はまだ分からない

そして今回、もう一つ考えたことがあります。
「これ、お客様にも教えていいのかな?」
ということ。

私が制作したWordPressサイトを納品したあと、
「今後はChatGPTを使えば、ご自身でもかなり更新できますよ」
とお伝えできれば、お客様にとっても大きなメリットがあります。
ブログを書いたり、文章を修正したり、FAQを追加したり。
こうした更新作業は、すでにかなりAIを活用できると思います。

一方で、今回私がChatGPTへ実装まで任せられたのは、私自身にサイト制作やWordPress、HTML・CSSなどの基本的な知識があるからでは?とも感じています。

AIが実装してくれても、
「この表示はおかしい」
「この変更は別の場所にも影響しそう」
「これは公開して大丈夫」
と最終的に判断するのは人間です。
ChatGPTが作業をしてくれても、ディレクター兼検品者は自分。
知識がなければ、AIの出した結果が正しいのか判断できない場面もあります。

だから現時点では、
「ChatGPTがあれば、誰でもWebサイトを自由に改修できる」
とまでは言えないと思っています。

このあたりは、これからも自分のサイトで実際に試しながら、どこまでならWebの専門知識がない方でも安全に使えるのか。検証していくつもりです。

実は、LP制作でもすでにChatGPTを実務投入しています

今回のAboutページだけでなく、少し前に公開した自社の小規模事業者持続化補助金LPでも、ChatGPTを実際の制作工程に入れています。
企画・構成・文章から、デザインの検討、実装、公開後の改善まで。
こちらはAboutページよりさらに制作範囲が広く、現在は実際に広告も運用しています。
「AIでLPを作ると、制作工程はどう変わるのか?」
こちらについては、実際の制作過程や広告運用後の結果も含めて、また別の記事で詳しくまとめようと思っています。

ChatGPTは「相談相手」から「一緒に働く相手」へ

これまでChatGPTというと、
文章を書いてもらう。
アイデアを出してもらう。
分からないことを質問する。
という使い方が中心でした。
でも最近は、それだけではなくなってきました。
一緒に考え、方向性を決め、実際の作業まで担当してもらう。

今回のAboutページでは、
Chatで一緒に考える。
Workが実際に手を動かす。
私は判断する。

という役割分担になりました。
これは、私自身の仕事の仕方がかなり変わる出来事だと感じています。
とはいえ、何もかもAIに任せればいいわけではありません。
何を変えるのか。
どの提案を採用するのか。
完成したものが本当に良いのか。
そして、それを公開していいのか。

最後に判断するのは、やっぱり人間です。
AIに任せる部分と、人間が考える部分。
その境界を探りながら、これからも実際の仕事の中で試していこうと思います。

AIを「自分の仕事ならどう使える?」から考えてみませんか

Lei Brandingでは、AIを単に「使ってみる」だけではなく、実際の業務やマーケティングの中でどう活用できるかを、自分自身の仕事でも検証しています。

AIを導入したいけれど、
「自分の仕事なら何ができる?」
「ChatGPTは使っているけれど、いまいち活用できていない」
「どの業務をAIに任せればいいか分からない」

という段階でも大丈夫です。
事業や現在の業務を伺いながら、AIをどこに取り入れられるのか一緒に整理します。